「神社仏閣をもっと身近に」は神社仏閣を盛り上げたいという想いで、年齢も職業も様々なメンバーが集まった団体です。「手を合わせる」という慣習を通して地域の方々をつなげる活動をされている皆様にお話を伺いました。
◆私たちの想い◆
神社仏閣。それは、
子供の頃によく遊んだ場所、
初詣や夏祭りの縁日など楽しい思い出のある場所。あるいは、信仰、御参りなど神様、仏様と共にある場所。
日本に住む誰もが季節や人生の節目に訪れ、手を合わせ、願いと感謝を伝え、自らを見つめ直す。そんな場所ではないでしょうか。そこへ行けば、街の喧騒とは一線を画す清々しい空気が心に落ち着きと癒しを与えてくれます。
しかし現在、
高齢化や人口減少に伴い、氏子・檀家の減少や一般参拝者の減少といった「社寺離れ」が進み問題視されています。
コロナ禍の影響による行事の取りやめや、後継者不足により、特に地域の社寺は維持が困難になっています。
私達は、時代に合わせた催しで神社仏閣を訪れるきっかけをつくり、来訪から再訪へ、再訪からコミュニティの形成へ繋げていく取り組みにより、神社仏閣の維持を応援する活動をしています。
地域や場所の魅力をアートやエンタメと紐づけて神社仏閣のファンになって頂きたいのです。その魅力と価値に触れ、私達のアイデンティティとして神社仏閣を再認識することで、心の平安をもたらす存在になると考えています。
その活動の一環として、2018年に大原野神社にて初の夜間紅葉ライトアップを、2020年には上賀茂神社にて「ことなり京都チックタック光る絵本展」を開催してきました。
心の距離を近づけまた訪れたいと思える場所…私たちは神社仏閣をもっと身近に感じるきっかけを創り先の見えない不安な時代だからこそ、私達の活動が、一人でも多くの方を笑顔にできることを願っております。