京都 豊国神社で叶える神前式
京都には神前式のおすすめスポットがいくつかありますが、東山にある豊国神社は、新しく家族となる新郎新婦や親族にぴったりな由緒ある神社です。
今回は、豊国神社での結婚式・神前式がなぜおすすめなのか、歴史や由緒について解説すすると共に、神前式の流れや、周辺のおすすめ老舗料亭をご紹介いたします。
御祭神やご由緒
御祭神とは神社に祀られている神様のことで、京都にある豊国(ほうこく)神社では、豊臣秀吉が御祭神として祀られています。
豊臣秀吉は慶長3年8月18日(1598年9月18日)に亡くなりましたが、遺体は火葬されることなく伏見城内に安置されており、亡くなった翌年1599年4月13日に、東山大仏(方広寺)の東方にある阿弥陀ヶ峰(あみだがみね)山頂に埋葬されました。
その麓に高野山の木喰応其(もくじきおうご)によって、祖先や貴人の霊を祀る廟所が建設されたことが、豊国神社の始まりです。
1599年4月16日に、朝廷から豊臣秀吉自身の希望とは異なった結果となりましたが、「豊富乃大明神」の神号が与えられ、神社の名前も豊国神社となりました。
しかし1615年に大坂の陣で豊臣家が滅亡し、豊国神社は廃止になります。
豊臣秀吉の正室であった寧々(ねね)の希望で、社殿の取り壊しを避けることができましたが、修理は禁止され、豊国神社の敷地内には新日吉神社が移築され、旧豊国神社への参道が塞がれてしまいました。
現在では、「日本一出世した人物」である豊臣秀吉を祀られていることもあり、出世や勝運を求めて多くの参拝者が豊国神社を訪れています。
豊国神社のおすすめポイント
京都・東山にある豊国神社は、出世と勝運を求める人々が多く参拝する神社ですが、神前式の結婚式場としても人気のおすすめスポットでもあります。
豊国神社を神前式の結婚式場としておすすめするポイントは、主に以下の4つです。
- 出世祈願
- 豊臣秀吉・寧々の夫婦愛にあやかれる
- 伏見城から移築した国宝の唐門がある
- 近隣に老舗料亭がある
- 河原町や京都駅からアクセスが良い
豊国神社までは、河原町通りや京都駅から市バスが出ているのでアクセスがよく、駅からタクシーを利用することも可能です。
また、豊臣秀吉と強い絆で結ばれていたとされる正室であった寧々も祀られており、これから夫婦で築く家庭の家内安泰を祈願することができます。
最後に、周辺には老舗料亭や和風ゲストハウスがあるので、神前式後に親族のみでの食事会を開くことも可能です。
挙式の流れと費用について
挙式の流れ | 詳細 |
1.挙式の作法説明 | 巫女より挙式の作法説明を受けます |
2.参進 | 新郎新婦を先頭に、式場に進みます |
3.修祓 | 挙式に先立ち、参列者の皆様を払い清めます |
4.祝詞奏上 | 斎主が御神前にご結婚を報告し、ご多幸をお祈りします |
5.三献の儀 | 新郎新婦が三つの盃でお新酒を酌み交わし、夫婦の契りを結びます |
6.指輪交換の儀 | 結婚指輪を取り交わします ※要相談 |
7.誓詞奏上 | 御神前にて誓いの言葉を新郎新婦が読み上げます |
8.玉串奉奠 | 新郎新婦が玉串を御神前に奉り、拝礼します |
9.親族盃の儀 | ご両家の親族でお新酒を酌み交わします |
10.親族紹介 | ご両家の親族がお互いに紹介しあいます |
11.斎主挨拶 | 挙式の最後の神職がお祝いの挨拶をします |
12.写真撮影 | 写真を撮影します ※要相談 |
豊国神社での神前式の流れは、上記1〜12の流れで執り行われます。
結婚式が始まる前に、控え室で巫女より挙式の作法の説明があるので、どなたでも理想の神前式を執り行うことができます。
豊国神社の挙式料は80,000円(雅楽生演奏含む)と、一般的な費用で神前式を執り行うことができます。
対応人数は40名までなので、多くの親族を招いた結婚式を開くことも可能です。
挙式後におすすめ披露宴やお食事会場
豊国神社周辺には、京都の老舗料亭や和風ゲストハウスが数軒あるので、挙式後に親族で会食を行うことができます。
ここからは、豊国神社での神前式後におすすめの披露宴・お食事会場をご紹介いたします。
懐石 瓢樹
吟味した素材を、手間を惜しむことなく丁寧に仕上げた料理は、いずれも和の「真髄」が感じられるものばかり。
懐石瓢樹は、大正時代に南禅寺「瓢亭」より暖簾をいただきこの地に構えられました
明治初期日本画界で活躍の今尾影年の邸宅で文化財の建物です。
FUNATSURU KYOTO KAMOGAWA RESORT
明治3年料理旅館「鮒鶴」の時代から文人墨客のサロンでありました
鴨川のほとりで東山を望み、通り沿いにある高瀬川は春には桜が咲き誇ります。
五層楼閣様式の建物内には挙式場から披露宴会場が全て揃っていて
玄関に続く石畳を過ぎると最古のじゃばら開閉式のエレベーターが迎えてくれ
ノスタルジックな印象をさらに増してくれます。
京料理 木乃婦
仕出し店としてスタートして80有余年絶え間ぬ探究心により京料理に伝統と革新を
もたらし、見た目の華やかさと斬新さに目を奪われ心がときめきます。
これから2人で歩む新しい旅立ちの日にふさわしい婚礼用の料理が用意されており、きめ細やかなおもてなしの心を添えて提供されます。
祇園 畑中
北には八坂神社、南には高台寺
玄関へ続く石畳に一歩足を踏み入れると街の喧騒を忘れていますほどの別世界が広がり
お祝いのお席らしく華やかな懐石料理のコース
料理旅館で宿泊もあり新郎新婦は前日からゲストはお食事会後にご宿泊も可能で特別な1日をゆっくりとお過ごしいただけます。
まとめ
豊国神社は、豊臣秀吉を祀る出世と勝運を祈願できる神社として多くの人々が参拝に訪れますが、正室の寧々と強い絆で結ばれていたことから、神前式の会場として人気のおすすめスポットです。 今回ご紹介した豊国神社での神前式、そして料亭やゲストハウスでの会食は、大人数の結婚式から親族のみの少人数の挙式に対応できるので、ぜひ参考にされてみてください。
神社婚に関する詳しい記事は、こちらをご覧ください。