飲食店や医院、美容院などでよく見かけるフリーペーパー。
地域密着のタイプのフリーペーパーもあれば全国を対象にしたフリーペーパーなど、私たちの生活の中で多く見かける機会の多い印刷メディアです。
しかし、そもそもフリーペーパーとはなんなのか、どんなメリットがあるのかわからないといった方も多いのではないでしょうか。
本記事では、フリーペーパーの基礎知識からメリット、さらにおすすめのフリーペーパーなどを紹介していきます。
フリーペーパーの基本情報
フリーペーパーの基本的な情報を下記の内容にまとめました。
- フリーペーパーとは?
- フリーペーパーの種類について
- フリーペーパーの配布方法とは?
それぞれ解説していきましょう。
フリーペーパーとは?
フリーペーパーとは、その名の通り「無料の冊子(印刷メディア)」です。
無料の広告紙といったかたちで古くから存在しているフリーペーパーですが、現在では媒体問わず無料の印刷媒体を総じてフリーペーパーと呼んでいます。
フリーペーパーは無料で配布されることが前提ですが、広告収入によって定期発行されているところが特徴です。
また、幅広い読者層をターゲットにしているというよりは、地域の情報や特定のジャンル、特定の業界向けなどターゲットが狭く設定されているところも特徴でしょう。
まずは、地域の有志たちによるものから特定の企業、非営利団体の広告資料など、無料で配布される印刷媒体全体をフリーペーパーと考えておきましょう。
フリーペーパーの種類について
フリーペーパーと一口に言っても種類がさまざま存在します。
フリーペーパーの主な種類を下記にまとめました。
- タブロイド誌
- 新聞拡販誌
- フリーマガジン
- WEB版フリーペーパー
それぞれ解説します。
タブロイド誌
タブロイド誌とは、印刷する際の用紙規格「タブロイド(サイズ273×406mm)」版のフリーペーパーのことです。
大きさが新聞紙の半分程度あることから大きく、文字だけでなく写真など情報をたっぷりと詰め込めるところが特徴と言われています。
〇〇新聞といったかたちで新聞に寄せるものが多く、比較的信頼度が高い情報といったかたちで読者にアピールしやすい規格となっています。
また、中綴じタイプではないことから、比較的コストもかからないところがメリットです。
新聞拡販誌
PRのために発行しているフリーペーパーです。
新聞購読者をターゲットに発信されているため、確実に読者に情報を届けやすいところがポイントでしょう。
フリーマガジン
フリーペーパーの中でよく見かける種類のひとつが、フリーマガジンです。
厳密にはタブロイド誌、新聞拡販誌以外のフリーペーパーがフリーマガジンと呼ばれており、その内容も多岐に渡ります。
例えば、地域の情報や地域のお店の情報を提供するタウンペーパーのようなタイプは、特定の読者ではなくターゲットとする地域の幅広い場所で、幅広い読者に情報を届けることが可能です。
フリーマガジンの中には広告マガジンやクーポンマガジンなどがあり、こちらはクーポンやお得情報のみが掲載されています。
地元密着記事が多く、地元に住む方の興味を惹きやすいところも魅力です。
WEB版フリーペーパー
近年、増加しているのがWEB版フリーペーパーです。
WEB版フリーペーパーはフリーマガジンのようなかたちでの構成が主体で、紙とWEBを連動させるようなパターンがほとんどになります。
紙媒体とは違い、WEB広告は撤去されることがなく、さらに文字数や画像の配置法などにも制限がありません。
スマートフォンやPCなどで閲覧し、リンクをタップすればすぐに紐づいた情報へと飛べるなどWEBの特徴を最大限活かしたフリーペーパーとして人気を博しています。
フリーペーパーの配布方法とは?て
フリーペーパーの配布方法について下記の内容にまとめました。
- 店舗や施設での配布
- 新聞折込
- ポスティング
それぞれ簡単に解説しましょう。
店舗や施設での配布
フリーペーパーは、店舗や施設に設置されたラックなどに配布されていることが多い傾向です。
コンビニから駅、美容院、医院、各種店舗などその配布先は数多いですが、フリーペーパーの内容からどういった場所と相性が良いかなど考慮した上での配布が求められます。
新聞折込
新聞拡販誌やタブロイド紙の中で、地域密着型の情報を掲載したタウンマガジンなどは新聞折込といったかたちで配布されることがあります。
新聞購読者に確実に届けられるところがポイントです。
ポスティングや個人に郵送する
クーポンマガジンやタウンマガジンなどのフリーペーパーは、各家庭のポストにポスティングといったかたちで配布されることもあります。
個人宅、また高級マンションなど発行部数は広告料に影響を与えます。
例えば、一例としてA4サイズの場合は相場は50から80万円と言われており、そのサイズの半分になれば30から40万円程度です。
また、A4の1/4サイズであれば10から20万円が相場になるなど、掲載場所が大きれば大きいほどに広告料は上がる仕組みになります。
また、発行部数が多ければ多いほど広告費は上がるほか、エリアによって「1.00円/部」、「0.62円/部」といった形で単価も変化することを覚えておきましょう。
ただし、ポイントはフリーペーパーの属性によっても単価も広告料も変化するため、一概にそれら相場に完全に合致するとは言い切れません。
WEBフリーペーパーであれば、紙媒体を発行しないためその分、広告料が控えめになるでしょう。
フリーペーパーのメリット
フリーペーパーのメリットを下記の内容にまとめました。
- 地元のコアな情報を伝えられる
- 特定の顧客層へ情報を届けられる
- 無料なので手に取ってもらいやすい
それぞれ解説します。
地元のコアな情報を伝えられる
フリーペーパーの多くは、地域密着型の情報を掲載しています。
大手メディアとは違い伝えるべき情報の範囲は狭いですが、一方で地元のコアな情報を伝えることが可能です。
また、地域のコアな情報を伝えられることから、地域住民が地元の良さを再発見したり知り得なかった地元のイベントを知れるなど、フリーペーパーが地域の和を繋いでくれるといったメリットがあります。
特定の顧客層へ情報を届けられる
広告を出した企業や店舗などにとっても、フリーペーパーはメリットがあります。
主要な読者がその地域の人たちであることから、店舗の内容やサービス、存在をアピールしやすく機能的です。
大手メディアの広告料より安価でありながらもターゲットにしっかりと情報を届けるできるところはフリーペーパー最大のメリットと言えるでしょう。
無料なので手に取ってもらいやすい
フリーペーパーは、その種類に違いがあれど「完全無料」であるところがメリットです。
あまり興味がなかった方であっても無料であれば手に取ってもらいやすいですし、有料でないことから定期的に発行物を手に取ってくれるリピーターも獲得しやすいでしょう。
フリーペーパーを設置する店舗や施設も無料であることから購入する必要がないため、設置にリスクがありません。
気軽に特定のターゲットに確実に情報を届けることができるのが、フリーペーパーの魅力と言えます。
おすすめのフリーペーパー「上京じかん」
「上京じかん」は、上京に住む人や働く人、そして訪れる人たちを主役にした地域密着型のフリーペーパーです。
大手メディアではできない、地元民だからこそ掘り下げられるテーマで毎回発行されており、読み物としてもとても洗練されています。
コンテンツの中には、「神社仏閣をもっと身近に」といったテーマで集まった団体の紹介や釜を使った薪焼きにこだわったパンを作る人気店の紹介やインタビューなどパン屋さんの特集。
さらに、西陣織の笹屋木村卯兵衛へのインタビューや京都を盛り上げる経営者の方へのインタビューなど、「上京」ならではのコアな情報が発信されています。
上京時間の魅力は、紙媒体だけでなくWEB媒体でも発信しているところでしょう。
特集のアーカイブや最新情報なども発信しているため、「一度読んだら終わり」ではなく、いつでも上京の情報に触れることが可能です。
京都の地域密着型フリーペーパー「上京じかん」に注目してみてはいかがでしょうか。
まとめ
フリーペーパーと一口に言ってもその種類や目的、さらに配布方法などに違いがあることがお分かりいただけたと思います。
フリーペーパーは、より地域の情報を掘り下げて発信できるところ、確実にターゲットに情報を届けられるところがメリットです。
大手メディアよりもカジュアルな広告費で、なおかつ高い成果が見込めるフリーペーパー。
ぜひ、あらためてその存在を考え直してみてはいかがでしょうか。