ウェディングドレスの歴史とシルエット別に見る特徴
ウェディングドレスは結婚式の王道衣装として人気が高い衣装ですが、いつからウェディングドレスは着られるようになったのでしょうか?
今回は、ウェディングドレスの歴史と、シルエット別で見るウェディングドレスの種類をご紹介いたします。
ウェディングドレスが結婚式の定番になるまでの歴史
ウェディングドレスの歴史は、ローマ時代に遡ります。
ヨーロッパにキリスト教が普及したことをきっかけに、教会で結婚式が行われるようになったことで、上流階級の花嫁がウェディングドレスを着るようになりました。
当時のウェディングドレスは白ではなく、赤や緑など色鮮やかで、金や銀の糸で刺繍を施したゴージャスなウェディングドレスでした。
日本にウェディングドレスがやってきたのは、文明開花が著しい明治時代になってからです。
1873年に長崎の磯部於平(いそべ おつね)という女性が、中国人の方と結婚した際に、初めてウェディングドレスを結婚式で着用しました。
当時は富裕層の結婚式でしかウェディングドレスを着用することができませんでしたが、第二次世界大戦後の高度経済成長期に入ると、急速にウェディングドレスが一般化されました。
シルエット別に見るウェディングドレスの特徴と種類
- Aライン
アルファベットのAの字のようなシルエットになるデザイン。ウエストの切り替えがないので、縦のラインが強調されてスタイルが良く見えるのが特徴。
- プリンセスライン
ドレスのスカート部分が大きく膨らんでいる王道デザインのウェディングドレス。昔話のお姫様のようなデザインになっており、スカート部分にボリュームがあるので下半身をカバーしてくれます。
- ベルライン
中世の女性たちが舞踏会の衣装として着用していたドレスのデザインのウェディングドレスです。ウエストに切り替えがあるので、スタイルがよく見える効果があります。
- マーメイドライン
人魚のようなデザインのウェディングドレス。膝まで体にフィットさせて、膝下から裾にかけて広がるデザインになっています。女性らしいしなやかなラインを強調させることができます。
- エンパイアライン
胸下から切り替えるデザインのウェディングドレス。近年になって日本で普及し始めている新しいデザインで、ウエストを締め付けないのでマタニティウェディングにもおすすめのデザインです。
現代で主流となっているウェディングドレスは、王道のAラインやプリンセスライン、ベルラインです。
この3つのウェディングドレスは、ウエストからスカートの裾にかけて膨らむデザインになっているのが特徴的で、昔から現代にかけて多くの花嫁に選ばれるデザインです。
その他のウェディングドレスでは、マーメイドラインやエンパイアラインがあります。
女性らしいしなやかなラインを強調したい場合は、マーメイドライン。
マタニティウェディングなどでお腹を締め付けたくない場合は、エンパイアラインがおすすめです。
まとめ
ウェディングドレスはキリスト教が普及し始めた中世ローマ時代から始まり、日本では明治時代に中国人の方と結婚した日本人女性が最初に着用しました。
第二次世界大戦後の高度経済成長期に一般的となったウェディングドレスには、代表的な5つのデザインがあります。
どのデザインにも特徴があり、見え方やデザインが異なるので、レンタルドレスを選ぶ際の参考にされてみてはいかがでしょうか。