家族婚や親族のみ結婚式の招待状マナーや参考文例について

「家族だけの結婚式をあげたい」

と、アットホームなあたたかい家族婚が人気ですが、家族だけを招いて結婚式をしたいとき、マナーがいまいち難しいと思うことはありませんか?

今回は家族婚に必要なマナーや準備、親族やご両家、招待状に関わる知っておきたい知識を徹底的に解説しています。

これから家族婚をしようか検討している方から、家族婚を行う際のマナーや準備しておきたいこと、招待状などのことを詳しく知りたい方は必見ですよ!

家族婚ってそもそも何?

会食イメージ

そもそも家族婚とはどんなものか知っていますか?

家族婚とは、両親や親族のみなど、仲の良い友人にだけ結婚式に招く、小規模の結婚式のことを指します。

関わりのある大勢に招待状を送ることはないので、落ち着いたアットホームな結婚式になるでしょう。挙式後も小規模でお食事会を開いたりして、小さな披露宴を開くことも少なくありません。

家族婚は招待状だけでなく、準備するものも通常の結婚式に比べて少ないことから、費用も抑えることができるとしてコロナ禍の時代に則して人気を博している挙式タイプです。

挙式スタイルの種類

家族婚においても挙式の種類は次の4タイプにわかれます。

下鴨神社

伝統のならわしに沿って、儀式の流れはきまっています。

まずは、大まかなスケジュールを確認してみましょう。

挙式スタイル別大まかなスケジュール

挙式は、先ほどもあげたようにスタイルにより流れがそれぞれございます。

それぞれのスケジュールは次の通りです。

※上記挙式進行はサンプルイメージです。

こうしてみるとそれぞれの式で行うことは変わってきますが、全体的な所要時間はどれも30から40分と変わりありません。どんな挙式をあげたいのかまずは話し合ってみると良いでしょう。

挙式スタイルを決める際に考えておきたいポイントは次の通りです。

  • 洋風か和風どういったテイストで行いたいか
  • 招待するゲストの属性はどこが中心かまたゲストにどんな印象を与えたいのか
  • 挙式を行うエリアや場所はどこか

以上の3点をもとに絞り込むことで、理想の挙式をあげられるようになりますよ。

家族婚で招待状は必要

では、次に家族婚で招待状が必要かどうかを詳しく解説しましょう。

招待状を送ることにより、両親や兄弟問わず相手に配慮ができるため送付しておくことをおすすめします。

ただ同居している兄弟、姉妹、両親の場合は送る必要はなく、1家庭に1通を送付、もしくは手渡しということになることが多いので、留意しておきましょう。

同居していない親族の場合は両親へ問い合わせが増えることを考慮し、詳細を確認できる招待状を送付しておくこともお忘れなく!

押さえておきたい招待状のマナーや参考文例につ いて

招待状イメージ

招待状を送るマナーとして、どんな内容を書いておけば良いのでしょうか。

ここからは招待状のマナーや、参考文例について詳しくお話します。

まず招待状を書く際に留意しておくポイントは次の通りです。

  • 日時や場所がわかりやすい
  • 参加意思をかきやすい
  • 個別にメッセージを付箋などでつけるようにする
  • 返信用のはがきは参列することがわかれば省略OK
    ※注意書きはしっかり書いておく

以上です。

親族に招待状を出す場合に注意しておきたいのが、口約束で終わらせてしまうことです。

結婚式の日時や会場を勘違いしてしまったり、忘れたりということもあり、もめてしまうなどのトラブルにつながることも少なくありません。

だからこそ、できる限り詳細の招待状は送ることをおすすめします。

参列する場合でも注意書きに「出席のご快諾を頂いているので、返信ハガキは省略しました」などを1文付け足して送付することによって、より丁寧で印象の良い招待状になるでしょう。

とはいえ、返信ハガキを同封しても不自然ではなく、こちらも丁寧な印象を持つのでもし「もう準備してしまった!」というときは同封しておいても良いですね。

それぞれのポイントを明確に意識しておくことによって、「参列しやすい」「返事をだしやすい」招待状になるため、書く際は意識してみて下さい。

【すぐに使える】招待状の文例

実際に招待状をだすとなると、内容には困るものですよね。

かしこまった内容が良いのか、カジュアルな内容が良いのか。悩んでしまってはなかなか書き始められないという方も多いのではないでしょうか。

ここからは、招待状を送る状況のタイプ別に文例をまとめています。

もし迷ったら参考にしてみて下さいね。

招待状に記載しておくべき内容

どんな挙式であったとしても、次の6点は書いている必要があります。

  • 本文
    • 頭語
    • 時候挨拶
    • 本状文
  • 差出日
    • 「〇月吉日」を記載。投函する月の吉日を書きましょう。
  • 差出人の名前
  • 挙式の日時
    • 挙式の日時
    • 受付時間(有・無)
    • 開始時間
  • 挙式の場所
    • 式場名
    • 住所
    • 電話番号
  • 返信期日
  • 出欠返事の締め切り
    • 発送から1か月後や披露宴の1か月前の日時を目安に、締切日として設定しますが、挙式日が直近になる場合は、返信期日を折り返しにしてみることもおすすめです。もし折り返しにする場合には、返信期日の追記分は必要がないので、こちらも留意しておきましょう。

これらは、招待状を出す場合には書いておく必要がある内容です。

抜けがないようによく確認をしながら、書いてみましょう。

かしこまった場合の文例

謹啓 仲秋の候(季節の挨拶) ますますご清祥のことと

お慶び申し上げます

私たちは20●●年●月●日に入籍を済ませ

新しい生活をはじめておりますが

この度 結婚式を挙げることになりました

末永く皆様のご指導とご懇情をいただきますよう

会食会を催したいと存じます

おいそがしい中誠に恐縮でございますが

ぜひご出席くださいますようご案内申し上げます

謹 白

カジュアルな場合の文例

〇〇の季節となりました

皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます

このたび 私たちは結婚式を挙げることになりました

つきましては親しい皆様へのご挨拶をかねて

心ばかりのパーティーを催したいと思います

お忙しいところ誠に恐縮ですが

ふたりの門出を共に祝っていただけましたら幸いです

ぜひご出席くださいますようご案内申し上げます

○○年○月吉日

(新郎氏名)(新婦氏名)

(結婚式の日時・場所)

<返信ハガキを省略する場合>

なお すでに出席のご快諾をいただいておりますので

返信ハガキは省略させていただきました

<返信ハガキを同封する場合>

お手数ながらご都合の程を〇月〇日までに

お知らせくださいますようお願い申し上げます

平服案内が入った文例

平服案内の場合は、「ドレスコードがわからない」ゲストがわかりやすい具体的な内容で表現しておくことが求められます。

「リラックスした装い」であることや、「ジャケットなし」などを書き、連想しやすいようにすると良いでしょう。

謹啓 ◯◯の候

皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます

かねてよりお知らせさせていただいておりましたが

このたび 私たちは結婚し新たな一歩を踏み出すことになりました

つきましては 親しい皆様へのご挨拶をかねて

心ばかりのパーティーを催したいと思います

ふたりの門出を共に祝っていただけましたら幸いです

身内の会ですので リラックスした装いで気軽に

お越しくださいませ

謹白

○○年○月吉日

(新郎氏名)(新婦氏名)

(結婚式の日時・場所)

<返信ハガキを省略する場合>

なお すでに出席のご快諾をいただいておりますので

返信ハガキは省略させていただきました

<返信ハガキを同封する場合>

お手数ながらご都合の程を〇月〇日までに

お知らせくださいますようお願い申し上げます

食事会と挙式の文例

謹啓 〇〇の候 皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます

このたび 私たちは結婚式を挙げることになりました

なお、挙式後に心ばかりの小宴をご用意いたしました

ぜひご出席くださいますよう お願い申し上げます

                                    敬白

20〇〇年〇月吉日

新郎名

新婦名ご多用のところ誠に恐縮ではございますが

二人のために励ましをいただきたいと存じます

ご来臨の栄を賜りたく 心よりご案内申し上げます新郎親名

新婦親名

日時

20〇〇年 〇月 〇日(〇曜日)

受 付 午後3時

挙 式 午後4時

披露宴 午後5時

会場

会場名

住所

お電話

TEL 03−1234−5678誠に勝手ながら〇月〇日迄にご返信いただければ幸いに存じます

食事会のみの文例

謹啓 〇〇の候 皆様にはお健やかにお過ごしのことと

お慶び申し上げます

このたび 私たちは結婚することとなりました

つきましては 日頃お世話になっております皆様にお集まりいただき

ささやかなパーティーを催したいと存じます

皆様にお会いできるのを楽しみにしておりますので

ぜひ ご出席いただきたくご案内申し上げます

                                    敬白

20〇〇年〇月吉日

新郎名

新婦名

日時

20〇〇年 〇月〇日(〇曜日)

受 付 午後3時

挙 式 午後4時

披露宴 午後5時

会場

会場名

住所

電話番号

身内の会ですので 平服でお越しいただけますと幸いです

まとめ

今回は家族婚について詳しく解説し、招待状の文例なども紹介しました。

家族婚は、落ち着いた雰囲気の中で挙式をあげられるので、親族、家族、友人もリラックスした挙式タイプです。

結婚式の招待状は、家族でも身内でも親族でも関係なくだしておくことで、礼儀があるとされ丁寧な印象を持たれます。送付できるようにしておくと良いですね。 同居している場合には親族から両親へ連絡が来ることを予測して詳細を明記した招待状を1通用意しておきましょう。