おしゃれ度アップ! 白無垢レンタルコーディネート術

鶴花車刺繍
婚礼和装 白無垢 

白無垢をレンタルする予定でおしゃれに今風にコーディネートして着こなしたい。でも、白無垢はウエディングドレスに比べて選択肢が少なく、必然的に古風になるものだと思っていませんか?実は白無垢でも柄や素材、小物の色でおしゃれに自分自身のカラーを出してコーディネートできます。

今回は、白無垢を現代風に着こなすコツを紹介します。もちろん、今回紹介するコツは色打掛にも応用できます!

小物で差がつくコーディネート


白無垢に合わせる小物の色しだいで現代風にすることができます。

今回紹介する小物は、半襟、掛下(かけした)、伊達襟、そして小物セットです。

掛下とは、打掛(白無垢)の下に着る振袖で、襟元や裾に掛下の色がのぞきます。

半襟(半衿)は振袖の下に着る襦袢に縫い付ける襟で、伊達襟は掛下の下に挟むもので、襟元に色が出ます。婚礼では一般的にすべて掛下から半襟まですべて白一色に統一しますが、差し色として掛下や半襟、伊達襟を色付きにすることで、白無垢をおしゃれにコーディネート出来ます。

白無垢の純白に映える赤や、ナチュラルで優しい印象になる緑、凛とした印象の青など、様々な色があります。好きな色でもよし、パートナーと色をあわせるのもよしで、白無垢に自分自身のカラーを出すことが出来ます。

一般的に小物5点セットとは、帯締め・抱え帯・筥迫(はこせこ)・末広(すえひろ)・懐剣(かいけん)の5つを指します。

帯締めは、基本的に丸絎け(まるぐけ)と呼ばれる綿芯を入れて丸く仕上げられたものを、帯の上に結んで使用します。抱え帯は帯の下に結びます。筥迫とは昔の小さい化粧小物入れで、装飾品として襟元に挟みます。末広は扇子、懐剣は昔の護身用の短剣で、両方装飾品として帯の左側に挟みます。

打掛や半襟は純白にしたい方にオススメなのが、小物セットの色を変えるというもの。様々な色があるので、色の組み合わせ次第でオリジナリティを出すこともできます。

白無垢の主な柄の種類

白無垢 菊スパン刺繍に鳳凰の鶴

白無垢の柄は、婚礼衣装ならではの鶴や鳳凰の動物柄、桜、梅、椿、藤などの花や植物柄などが主流です。同じモチーフの模様でも、光沢によって柄が出ているものから、色が入って柄が出ているもの、またその織りかたによっても柄の雰囲気が異なります。写真と実物でも、光りの具合でイメージが変わります。

一般的に、体格の小さい・身長が小さい方は小さい柄、体格が大きい・身長が大きい方は大きい柄が合うといわれています。

白無垢の素材の違い

白無垢の生地には、正絹(しょうけん)・化繊(かせん)・交織(こうしょく)があり、素材によって雰囲気が変わります。理想の白無垢を選ぶためにも生地の違いを理解しましょう。

正絹は100%天然の絹(シルク)でできた生地で、肌触りに優れています。生地が若干黄みがかっているので、ナチュラルで美しい光沢があり、高級感にあふれ気品高い印象を与えます。肌にしっとりと沿うように着用でき女性らしいフォルムが表現できます。絹は染色性に優れているため、深みある上品な色合いがあります。吸湿性・放湿性、通気性や保温性にも優れているため、夏は涼しく冬は暖かく着用することが出来ます。

化繊は化学繊維の略で、正絹と違い青みがかっていて、純白です。一番のメリットは安価であり、耐久性があることですが、光を反射しやすいため柄が見えづらくなります。着心地も正絹と比べると劣ります。 交織は、タテの糸は絹、ヨコの糸は化学繊維で仕立てられており、正絹と化繊のいいとこどりです。リーズナブルでありながら、手触りが良く、色味も白すぎず黄みがかり過ぎない色になっています。

まとめ

白無垢は、柄や素材、小物の色次第で今風におしゃれにコーディネートできます。
思っていたよりも自由度が高くて驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
自分自身で好きな組み合わせをすることで、唯一無二の白無垢コーディネートを行うことが出来ます。

お衣装さわらぎでは、自分だけの白無垢コーディネート選びをお手伝いできます。

白無垢を着るか悩んでいる方、レンタルをお考えの方はお気軽にお問い合わせください。