和装前撮り・フォトウェディングの基礎知識!大人のフォト婚の準備について解説!
お二人が希望するシチュエーションで素敵な写真を残すことができる、ウェディングフォト。
リアルな結婚式とは違い、ロケーションを自由に選んだり和装・洋装など好みの衣装で撮影できるところが人気です。
しかし、巷に溢れているウェディングフォト婚は若年層をターゲットにしたものが多く、「大人のフォト婚」を探している方には物足りないかもしれません。
本記事では、フォトウェディングの基礎知識や間違いのない大人のフォト婚を成功させるポイントについて解説しています。
前撮りやフォトウェディングはいつ頃がおすすめか?
近年人気を集めている前撮りとフォトウェディング。それらを検討している大人のカップルも多いかもしれませんが、意外に悩んでしまうのがそれらを行うタイミングです。
前撮り、フォトウェディングを行うタイミングの基礎知識を下記で解説します。
結婚式の時期から考える
前撮り、フォトウェディングともに和装や洋装で記念撮影できるサービスです。
基本的に前撮りは結婚式を前提として撮影されるもので、フォトウェディングはそれ自体を「結婚式」と捉える撮影と捉えられてきました。
しかし近年、家族婚など小規模な挙式を挙げたカップルがフォトウェディングも撮影するといったパターンもあるなど、前撮り・フォトウェディングといった区分けもなくなりつつあるようです。
そのため、前撮り・フォトウェディングともに撮影する時期は結婚式を考慮したタイミングといった考え方になります。
前撮りはその名の通り結婚式の前に行われるものであり、「挙式の3ヶ月前」が一般的です。
一方、フォトウェディングの前撮りと同じタイミングでも問題ありませんが、「後撮り」をする方が多くいます。
時間に余裕が生まれることで、じっくりと理想のフォトウェディングを撮影できるといった意味から挙式の数ヶ月後といったタイミングもおすすめでしょう。
季節から考える
前撮り・フォトウェディングを撮影するタイミングは、季節から考えてみてもよいでしょう。
日本には四季があり、その季節ごとに風景が変わるため美しい写真を残すことができます。
例えば、春であれば満開の桜や新緑をバックに撮影、夏は海岸、秋は紅葉、冬は銀幕の世界をバックに撮影などロマンティックな写真はいつでも撮影可能です。
ただし、真夏や真冬は撮影される側にリスクが高いと言われているため避けるのが無難でしょう。
またあえて梅雨の紫陽花をバックに撮影といった理由でもない限り、梅雨時期や台風の時期は雨が多くなるためロケーション撮影を断念せざるを得ない場合もあります。
それら季節を考慮しない場合はスタジオ撮影といった方法もあるため、そちらを選ぶようにすると安心でしょう。
スタジオ撮影かロケーション撮影か?
前撮り・フォトウェディングでは、「スタジオ撮影」か「ロケーション撮影」か選ぶことができます。
それぞれのメリット・デメリットを下記で解説します。
スタジオ撮影のメリット・デメリット
スタジオ撮影とは、写真館や貸衣装店が所有するスタジオ内で前撮り・フォトウェディングを撮影する方法です。
スタジオ撮影のメリットは、小物や背景などが自由に選べることや天候に左右されないこと、じっくりと撮影時間をとれるところにあります。
スタジオ撮影というと無機質なイメージですが、自分たちの理想的な空間を作り上げることができるため自由度が高い撮影です。
一方、ロケーション撮影にある開放感や自然光、季節の雰囲気、伝統的な場所での撮影とはならないところはデメリットでしょう。
ロケーション撮影のメリット・デメリット
ロケーション撮影のメリットは、京都であれば伝統的な神社仏閣や街並み、大自然の中での撮影ができるところです。
普段、なかなか立ち入れない場所で二人だけのフォトウェディングを撮影できる体験は、ロケーション撮影でしか味わうことはできません。
季節の風景も切り取ることができたり、和装や洋装で伝統的な風景の組み合わせも楽しめるでしょう。
一方、ロケーション撮影はどうしても天候に左右されたり季節によっては厳しい撮影となります。時間も限られているなど、制約が多少多い部分はデメリットと捉えることができるでしょう。
スタジオ撮影・ロケーション撮影ともに魅力的ではあるため、どちらにするかじっくりと話し合って決めることをおすすめします。
和装衣装の選べるパターン
大人のフォト婚を楽しむのであれば、「和装衣装」がおすすめです。
和装衣装の選べるパターンを下記で解説します。
白無垢
和装衣装の中でも、とくに格式の高い衣装が「白無垢」です。
室町時代から着られている和装衣装で、着物のうえに羽織る純白の打掛けになります。
基本的に装飾品まで真っ白で揃えますが、自由なコーディネートでフォト婚を楽しむ方も増えているようです。
色打掛
色打掛とは、さまざまな色彩が施された打掛です。武家の女性が下に着ていた着物であった色打掛ですが、江戸時代には礼服と認識され現在でも正装として扱われます。
デザイン性の高いものからシンプルでシックなものまで種類が豊富であり、コーディネートも幅広く楽しめるため人気です。
引振袖
引振袖とは、裾にふき綿が入った振袖で、一般的な振袖より裾が長い特徴を持つ和装衣装です。
裾を引いて着るスタイルで、結婚式で用いられる礼装になります。軽く、打掛よりも動きやすいことから機能的な一面もあり人気です。
パターン別予算相場
前撮り・フォトウェディングを撮影する際、どのような衣装を用いるかによって予算が変わります。
和装衣装のみか洋装衣装のみか、またどちらも利用するのか、カップルの考えるロケーションなどに合わせて選ぶ必要があるでしょう。
下記にて、一般的な前撮り・フォトウェディングにおけるパターン別の予算相場をまとめました。
和装1点プラン 予算相場 | 85.000万円〜 |
和装2点プラン 予算相場 | 和装1点プランに+数万円 |
和装1点・洋装1点 予算相場 | 15万円〜 |
これらはあくまで予算相場であり、写真館や貸衣装店によっても価格は大きく変化します。
また和装・洋装ともに衣装にはグレードが存在しており、高額なものは30万円以上するものもあるでしょう。
そのため、多くの場合はこれら和装や洋装の「衣装代金」が含まれている撮影プランが用意されています。
前撮り・フォトウェディングの予算プランには下記の内容が含まれているのが一般的です。
- 衣装代金
- 撮影代金
- 小物・アクセサリー代金
- 着付・ヘアメイク代金
- 写真データ代金
- 設備代など
これらに加え、スタジオ撮影かロケーション撮影の場所によっても価格が変わってくるほか、オプションが用意されているため注意が必要になるでしょう。
後悔しない大人のフォト婚を実現するためにも、予算相場をしっかりと理解した上で選択したいところです。
まとめ
大人のこだわり前撮りやフォトウェディングをするのであれば、まず間違いのない写真館や貸衣装店を利用することが大切です。
スタジオ撮影・ロケーション撮影ともに豊富なプランが用意されており、また和装も充実しているとより理想的な大人のフォト婚を実現することができます。
本記事で解説した時期やタイミング、予算、さらにどうった衣装を着用するのかしっかりと事前に話し合いをすることが重要です。
一生の思い出に残る大切な撮影となるため、ぜひ時間をかけながらお二人で検討してみてはいかがでしょうか。