卒業式は袴をレンタルで!失敗しないための上手な選び方と注意点
卒業式は一生に一度の大切な晴れの日。そんな晴れの日に袴をレンタルで準備したい親御さんも多いのではないでしょうか?
ただ袴をレンタルするのも、はじめてだとわかりづらいですよね。
一般的に袴をレンタルするには対面で相談しますが、最近はオンラインでレンタルも可能なのです。
今回は、卒業式にレンタルで準備したい袴について、失敗しないための上手な選び方と注意点を解説します。
袴の選び方やレンタルの相場を理解して、大切な晴れの日を迎えましょう。
卒業式の袴レンタルおすすめの選び方
失敗したくない卒業式の袴レンタル。おすすめの選び方は以下の通りです。
- 着物を好みの袖丈で選ぶ
- 髪色や肌の色に合わせて着物の色や柄を選ぶ
- 袴は選んだ着物とのバランスをみて選ぶ
- ブーツと草履から履物を選ぶ
それぞれ順番に解説していきます。
着物を好みの袖丈で選ぶ
卒業式に袴をお考えなら、着物の袖丈の違いを知っておくとよいでしょう。というのも最近では振袖を選ぶ方が増えているからです。一般的には明治・大正時代の女学生スタイルである、二尺袖を選ぶ場合がほとんどです。しかし「必ず袴に合わせる着物は二尺袖でなくてはならない」といったルールはありません。
二尺袖は袖の長さのことで「小振袖」のこと。
二尺袖のメリットは以下の通りです。
- 振袖に比べて短いので動きやすい
- 一般的な袖丈であるため取り扱が多い
取り扱が多いため色も柄も豊富ななかから選べるのが二尺袖のメリットです。しかし一般的であるがために「お友達とかぶってしまった」といったデメリットも……。
一方振袖の場合、一般的ではないため特別感があります。振袖は成人式でなじみがあるため、二尺袖よりは知名度があり、華やかな柄が多いのも振袖の魅力です。
髪色や肌の色に合わせて着物の色や柄を選ぶ
着物の色や柄は肌の色・髪の色にマッチしていると統一感がでます。というのも色のバランスが見た目にも大切だからです。
以下に肌の色・髪の色別におすすめをご紹介します。
色白の方なら……かわいらしさを求める方は淡いパステル系、大人っぽくしたいならパキッとした濃い目の色を。
ブルベの方なら……ブルーやパープルがピッタリ。ピンクに青が混ざったような明るめの色もお似合いですよ。
イエベの方なら……黄色やコーラルピンクなど元気がでるような色を。
健康的な肌色の方……太陽の下で映えるようなビタミンカラーがピッタリ。白もお似合いです。
袴を選ぶなら髪の毛の色も気にしてみてください。
黒に近い髪色の方は明るく淡い色にするとよいでしょう。着物や袴にダークな色をもってくると、重たいイメージになってしまいます。
逆に明るめの髪色の方はダークな配色の袴を選ぶと大人っぽく仕上がりますよ。
袴は選んだ着物とのバランスをみて選ぶ
袴の色は選んだ着物とのバランスをみて決めましょう。着物と同系色にしたり、同じトーンにしたりすると統一感がでます。大学の卒業式はたくさんの人が参列します。埋もれたくないという方は、対照色や補色を使うとハッキリとし印象に残りやすいですよ。
ブーツと草履から履物を選ぶ
袴の場合ブーツでも草履でも構いません。一般的に着物と言えば草履ですが、袴の場合決まりはないからです。
草履の場合は普段履き慣れていないため歩きにくさを感じるかもしれません。また雨が降ってしまうとぬれてしまいます。
一方ブーツの場合は、履き慣れているため歩きやすく疲れにくいでしょう。ただ着なれていない袴でブーツを脱いだり履いたりするとわずらわしさを感じるかもしれません。どちらにするかは当日の天候や歩きやすさ、なりたいイメージに合わせて選ぶとよいでしょう。
袴レンタルの料金相場はどれくらい?
袴レンタルの相場はおよそ5万円からです。素材・色・柄・デザインによって安くなったり高くなったりします。
またセット料金なのか単体なのかによっても相場は違ってきます。一生に一度の卒業式ですから、金額にとらわれることなく気に入った袴を選ぶことが大切です。
卒業式が過ぎてしまえば二度と戻ってこないのですから。
小物などのセットプランやサービスが充実しているなら安心
袴レンタルするときはセット内容を確認しましょう。できればお得にレンタルしたいですよね。着物と袴だけではなく、長襦袢や肌襦袢・腰紐や伊達締め・足袋など小物がセットになっていると便利です。
着付けとヘアセットは一度に
レンタル店で着付けとヘアセットが可能であるかは大切なポイント。一般的には美容院で着付けやヘアセット・メイクが可能です。しかし当日の慌ただしさを考えると、できれば着付けとヘアセットの予約は一度に済ませたいものですよね。レンタル料金に着付けやヘアセットが含まれている場合もありますので確認してみましょう。
小学生の卒業式に袴レンタルしてもいいの?
小学生の卒業式に袴を用意する方が増えています。かわいらしい袴スタイル。
以下の点に注意して選んであげましょう。
- 学校によっては袴禁止の場合がある
- 袴だとおトイレが心配
それぞれ解説していきます。
学校によっては袴禁止の場合もある
近年そのかわいらしさから「袴で卒業式を迎えたい」といったニーズが高まっています。というのも特別感があるから。
ただ袴を選ぶ前に注意したいのが「通っている小学校で袴が許可されている」かです。なぜ小学校によって袴がNGなのかは公平感からです。
たとえば「○○ちゃんみたいな袴がいい」となっても、さまざまな事情から実現しない子もいますよね。
事前に配られる学校からのお知らせを確認しておくことが大切です。
袴だとおトイレが心配
ママやパパはお子さんのおトイレの心配をしてあげてください。普段着慣れている洋服とは勝手が違うため、どうやったらいいか教えてあげましょう。ただママやパパも袴になれていないもの。スカートタイプの袴を取り扱っている場合もあるので、レンタル店に問い合わせてみるのもひとつの方法です。
オンラインでレンタルするときの注意点
コロナ禍でオンライン化が進んでいます。袴レンタルも例外ではありません。感染症対策からオンラインで完結させたい方も多いでしょう。ただ失敗したくないのであれば対面で慎重に選ぶべきです。オンラインでレンタルするときの注意点は以下の通りです。
- 素材を確認する
- サイズの測り方に注意する
それぞれどのようなことなのか解説していきます。
素材を確認する
着物や袴の素材はレンタル料金にそのまま反映されます。一生に一度の晴れ舞台。素材を確認したい理由は主に2つあります。
- 安っぽさがでてしまわないか
- 通気性は問題ないか
オンラインですから実際にみて確かめられるわけではありません。
着物は肌襦袢(裾よけ・肌着)・長襦袢・着物と何枚も重ね着します。場合によっては体型補正でバスタオルを巻く可能性があるため通気性は大切なチェックポイント。
大切な晴れの日ですからイヤな思いをさせたくないですよね。
サイズの測り方に注意する
袴を選ぶ際に重要なのがサイズの測り方。
対面ならサイズ選びの心配は少ないですが、オンラインだと自分で測ったサイズがすべてです。
サイズを測っておきたいのは、裄丈・袖丈・袴丈。裄丈の場合、測り方が違う場合もあります。
レンタル店が運営するサイトには「サイズの測り方」が掲載されています。サイズを間違えて卒業式当日バタバタしないために、サイズの測り方はチェックしておくことが大切です。
まとめ
卒業式は一生に一度の晴れ舞台。コロナ禍で大変な今だからオンラインを上手に利用して袴をレンタルしましょう。
対面ではない分、着物や袴の素材やサイズの測り方についてよく確認しておくことが大切です。
袴の選び方は以下の通りです。
- 着物を好みの袖丈で選ぶ
- 髪色や肌色に合わせて着物の色や柄を選ぶ
- 袴は選んだ着物とのバランスをみて選ぶ
- ブーツと草履から履物を選ぶ
また小学生の場合は学校が袴を許可していない場合もあるので、学校からのお知らせにはよく目を通しておきましょう。
お子さんの晴れ舞台である卒業式。一生に一度の思い出に残るような袴を用意してあげてください。
私ども「お衣裳さわらぎ」では、お子様の門出である卒業式にふさわしい袴を多数用意しております。
おすすめの各種プランもありますので、ぜひ一度ご相談ください。